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 訪米中の翁長雄志・沖縄県知事は28日午前(日本時間29日朝)、ハワイで地元選出のブライアン・シャーツ上院議員(民主党)と会談した。米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の同県名護市辺野古への移設計画に反対する姿勢を伝えた翁長氏に対し、シャーツ氏は「(移設計画の)決定過程を調べ直す必要がある」と語った。

 シャーツ氏は上院歳出委員会のメンバーで国防小委員会に所属。オバマ米大統領にも近いとされる。

 会談で、シャーツ氏は「日本政府、米国防総省の中でどのようにして決定されているか調べ直す必要がある。決定を覆す約束はできないが、できる限りのことをしたい」と協力を明言。「重要なことは沖縄の人が重大な懸念を持っているということ。地元の支持を得られないまま間違いをおかしたならば、一般的には(政策は)機能しないことになるだろう」と知事の主張に理解を示した。