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【ゴルフ】

みなみ7バーディー3位発進 大混戦 首位2人1打差11人

2015年5月30日 紙面から

10番でティーショットを放つ勝みなみ=山梨・メイプルポイントGCで

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◇リゾートトラストレディス<第1日>

 ▽29日、山梨県上野原市・メイプルポイントGC(6532ヤード、パー72)▽曇り、気温21・5度、風速2メートル▽賞金総額8000万円、優勝1440万円▽108選手(うちアマ5人)▽観衆2342人

 アマチュアの勝みなみ(16)=鹿児島高2年=が7バーディー、3ボギーの68をマーク。首位と1打差の4アンダー3位発進を決めた。今季目標の1つ「プロ競技での2勝目」へ向け絶好のスタートだ。5アンダー首位はジョン・ヨンジュとジョン・ジェウン(ともに韓国)。勝とともに前週優勝の吉田弓美子(28)、渡辺彩香(21)=ユピテル=、原江里菜(27)=NEC=ら合計11人が1打差3位に並ぶ大混戦となっている。

 この日最多タイの7バーディー奪取。高校2年生になった薩摩のみなみちゃんこと勝が昨年4月に行われたKKTバンテリンレディス以来のプロツアー競技2勝目へ1打差3位の絶好発進だ。

 「中盤ボギーが3つきて…。ボギーは1日2つまでって決めてるので、それは悔しいけど、結果4アンダーのスコアはよかったんじゃないかと思います」と勝。出だし1番パー5で3メートルのチャンスを決めたのをきっかけに3番、5番と3つのバーディーを先行。途中8、9、11番でスコアをイーブンまで戻したが、13番で「上って下る、難しいライン」の10メートルを沈めると「一気にテンション上がりました〜!」と勝みなみ史上初?のピースサインも飛び出した。

 今大会キャディーを務める母・久美さんに「なんでピース?」と突っ込まれ「確かに。いつもはガッツポーズなのに…と思ったら、ちょっと恥ずかしかった(笑)」とか。「でもあのバーディーが効きましたね」と15番ではピンそば50センチにつけるスーパーショットで、続く16番ではグリーン奥エッジからパターでのカップイン、そして最終18番では1・5メートルをきっちり沈めた。

 「2勝目、したいですよね」と勝。その向こうには“今度優勝したらプロ転向したい”という気持ちがある。「ドライバーショットの感じはすごくいい」という今週。昨年終盤以来悩んでいたパッティングも「この前の試合(アマチュア競技)でもダメで、悩んだままきたけど、プロの試合はグリーンのスピードが速いので私にはやりやすいんです。そんなにパターを振らなくていいから」と好転中だ。

 「最終日、4つのうち1個は入れたいです」とアマチュアにも獲得権利のあるホールインワン賞(4つのパー3に800万円ずつ)にまで舌なめずり。どこまでも貪欲に勝が勝ちにいく。 (月橋文美)

 

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