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【大リーグ】

ジャイアンツの青木 メジャー自己最長の5戦連続複数安打

2015年5月30日 紙面から

ブレーブス戦の8回、三塁バント安打を決めるジャイアンツ・青木=サンフランシスコで(ゲッティ・共同)

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◇ジャイアンツ7ー0ブレーブス

 青木止まらん!! 大リーグは28日、各地で8試合を行い、ジャイアンツの青木宣親外野手(33)はブレーブス戦に1番左翼で出場し、6回に左前打、8回には三塁バント安打を放って4打数2安打。メジャー自己最長の5試合連続複数安打とし、連続試合安打も6に伸ばした。レッドソックスの上原浩治投手(40)はレンジャーズ戦で4点リードの9回2死二塁から3番手で登板して打者1人を右飛に仕留め、チームの連敗をストップに一役買った。

 月間20勝目(7敗)に届くジャイアンツの4連勝を決定付けたのは、青木の“小技”だった。1−0の8回無死一、二塁、観衆から盛大な拍手を受けて立った第4打席。6回の打席で左前打を放っていた青木に「送れ」のサインが出たが、青木は真正直に送るだけではもったいないと感じていた。

 三塁線ぎりぎりを狙い、勢いを殺した絶妙バント。三塁手ウリベが一塁送球したときには余裕でベースを駆け抜けていた。連続マルチ安打を5試合に伸ばすとともに、後続のパニック、ペンスの連続適時長打を誘い、6点のビッグイニングを演出する価値あるバント安打だった。

 共同電によると、「あそこに転がそうと思った。あの場面だと三塁手も(前に)出にくい。自分はアウトになってもよかったが、運良くセーフになった」と青木。8連勝の後、2敗を挟んで4連勝中のジ軍は28日現在、リーグ最多の月間139得点(1試合平均約5・14点)を記録しているが、最近5試合で打率6割1分9厘と暴れまくる青木の好調がそのままチームの現状に反映されている。

 開幕月の4月はナ西地区最下位の9勝13敗と、昨季ワールドシリーズ覇者の面影すらなかったが、いまや同地区の宿敵ドジャースに0・5ゲーム差に肉薄。昨季同様のし烈な争いに突入しつつある。

 

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