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【プロ野球】

ソフト4発圧勝 3連勝首位浮上

2015年5月30日 紙面から

ソフトバンク−ヤクルト 3回裏無死、左翼席に11号ソロ本塁打を放つソフトバンク・柳田=ヤフオクドームで(金田達依撮影)

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◇ソフトバンク7−4ヤクルト

 ソフトバンクが今季最多タイの4本塁打などで7点を奪い、首位に浮上した。1回に内川の2ラン、李大浩のソロで3点を先行。3回に柳田、6回に松田のソロで突き放した。摂津が4勝目。ヤクルトは小川が6イニング7失点と誤算だった。

 ソフトバンク打線がセ・リーグ屈指の右腕を粉砕した。本拠地に乱舞した今季最多タイの1試合4発。「相手がエースで初回から集中していた。非常にうまく攻略してくれた」。工藤監督がたたえた1回の攻撃。今季4番に座る内川が、小川攻略の口火を切った。

 走者を二塁に置き「体勢が崩れた中で、スタンドまできっちり飛んだのは良かった」。内角低めのフォークをバットを投げ出すようなスイングで捉えると、最後は左手一本で先制の5号2ランを左翼席に打ち込んだ。

 続く5番・李大浩は小川の初球を中堅右へ打ち込む12号ソロ。今季初の内川との2者連続弾に「打つべき球を打てた」と胸を張った。3回は3番柳田が逆方向の左翼席へ2試合連発の11号ソロ。6回は6番松田が12号ソロで続き、小川をKOした。

 一時の不振を脱した内川の4試合ぶりの一発を含め、チーム本塁打は12球団トップの48本。「4番も負けないように打ったんですけど、差が縮まらなかった」。好調すぎる前後の打者に苦笑いしたが、切れ目のない重量打線は他球団の脅威だ。

 28日にあったコンサート関係の資材の撤去が遅れ、試合前の打撃練習が90分間から50分間に短縮されるアクシデントもあったが、工藤監督は「関係なかったでしょ」と笑い飛ばした。交流戦3連勝でリーグ首位に再浮上。頼れる4番がチームにさらなる勢いをつけた。 (相島聡司)

 

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