中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > プロ野球 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【プロ野球】

キヨシ雨らめし 暴投で負けた 長田 痛恨の1球

2015年5月30日 紙面から

7回裏2死三塁、打者今江のときに暴投するDeNA3番手長田と手を伸ばす捕手高城(七森祐也撮影)

写真

◇ロッテ4−3DeNA

 ロッテが逆転で3連勝し、勝率を5割に戻した。2−3の7回に角中の適時三塁打で追い付き、暴投で勝ち越し点を奪った。2番手の大谷が今季初勝利。西野が12セーブ目。DeNAは後藤の2ランでリードしたが逃げ切れなかった。

 切り札は最後に登場した。DeNAが1点を追う9回、2死三塁。中畑監督は代打・筒香を告げた。鋭いスイングから3球ファウルの後の4球目。放った一撃は、西野のグラブをはじいたが、再び捕球され、一塁に送球され、幕は閉じた。

 「ゲームから離れているので、じっくり見てストライクをとられてもしようがない。問題なくできました」。全球スイングした、1打席を振り返った。

 時折激しく降った雨の中、後味の悪い敗戦だった。7回、同点とされ、なお2死三塁で、長田が打者今江のはるか頭上を通過する痛恨の暴投で、勝ち越し点を献上した。中畑監督は「ボールが全部ぬれていた。審判団が雨用の準備をしていなかった。常に雨用の用意する決まりにすればいいと言ったよ」と苦言を呈した。

 前夜は主砲をDHで起用するプランがあった。中畑監督は、この日になって方向転換した。「打った後、走ることがどこまでできるか。雨で足場も悪い。人工芝は止まれない。DHでも走る行為はあるからね」。試合前から降った雨が主砲の代打待機を決断させた。

 「あす、DHでいけるかどうか聞く。本人は『いける』って言うかもしれないけどね」と中畑監督。筒香はこの日「あしたはもうOKです。DHで出るために準備して球場に入ります」と宣言した。(鈴木創太)

 

この記事を印刷する

PR情報





中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ