蹴球探訪
英に逸材16歳「夢は日本のフル代表」
サイ・ゴダード(3月18日)
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【スポーツ】錦織 不戦勝で16強 ベッカー右肩負傷で棄権2015年5月29日 紙面から 【パリ原田公樹】27日に行われたテニスの四大大会・全仏オープンの2回戦で、世界ランキング5位で今大会第5シードの錦織圭(25)=日清食品=が、同40位のトマス・ベルッシ(27)=ブラジル=に3−0でストレート勝ちした。3回戦では同48位のベンヤミン・ベッカー(33)=ドイツ=と対戦する予定だったが、28日に同選手が右肩負傷のため棄権。錦織は不戦勝で全仏2年ぶり2度目の16強進出となった。 試合開始まで約24時間と迫った28日昼、ベッカー棄権のニュースが会場を駆け巡った。 錦織が「サーブが結構いい。前回プレーしたとき、サーブからの展開は早かった。攻撃力もある選手」と話し、警戒感を強めていたドイツのベテラン選手。2回戦では同34位のフェルナンド・ベルダスコ(スペイン)をフルセットの末に激戦を制して勝ち上がっていた。 しかし試合後、ドイツ人記者たちに「右肩を痛めた。治療を受けるが、どうなるか分からない」と話していたという。ひと晩明けても、状態は好転せず、棄権を決めた。 錦織はツイッターで「ベンヤミンのけがはとても残念。早く治してほしい」とコメントしたが、朗報ではある。全仏などグランドスラムで優勝するには、7試合を5セットマッチで戦い抜かなければならない。まさに耐久レース。1回戦で地元フランスのマチューにストレート勝ち。27日の2回戦では左利きのベルッシにもストレート勝ちしたが、錦織はファーストサーブが入らず、凡ミスも重なり、苦しんだゲームもあった。 「チャンスはあったけど、集中力を持続し、攻め切ってブレークすることができなかった」と錦織は反省しきりだった。ここで1試合をスキップできることは、体力面、精神面でも温存になる。 この日、錦織は会場外の練習場で汗を流した。4回戦では同43位で196センチのルカシュ・ロソル(29)=チェコ=と、同74位でツアー未勝利のティムラズ・ガバシュビリ(30)=ロシア=の勝者と対戦する。どちらも比較的楽に戦える相手だ。いまパリには錦織の背中を押す強烈な追い風が吹いている。 PR情報
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