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【大相撲】

赤い綱でウルフ復活 九重親方、31日に還暦土俵入り

2015年5月29日 紙面から

還暦土俵入りの綱打ちで赤い綱を締める九重親方=東京都墨田区の九重部屋で(中西祥子撮影)

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 元横綱千代の富士の九重親方が披露する還暦土俵入り(31日、東京・両国国技館)で締める赤い綱の綱打ちが28日、東京都墨田区の九重部屋で行われた。

 土俵入りのために新調した赤富士が描かれた化粧まわしをつけ、約1時間かけてできあがった赤い綱を締めた親方は「現役時代に戻ったみたいだねえ」とうれしそう。体重は現役時代から10キロ少ない117キロ。「トレーニングじゃなくてリハビリには行ってるよ」と笑わせたが、その若々しい肉体に見学者から「オオーッ!」という歓声が上がった。

 現役での横綱土俵入りは24年前。当時のきれいな四股を待ち望む声もあるが、それには「上がるわけないでしょ。それで引退したんだから。期待しないで」と言うが、練習していないという土俵入りの手順は「忘れるわけないよ。10年もやってたんだから」

 当日は太刀持ちを白鵬が、露払いを日馬富士が務める。誕生日は6月1日。「高齢者の仲間入りだから、その1日前にやっとくよ」と冗談を言う親方から笑みがたえなかった。

  (岸本隆)

 

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