【世宗聯合ニュース】スイスの有力ビジネス教育・研究機関、IMDが28日発表した2015年版競争力ランキングで、韓国の総合順位は61カ国・地域のうち25位だった。前年から1ランク上がった。
日本は前年の21位から27位に順位を下げ、韓国を下回った。
韓国は2011年から2013年まで22位を維持した後、昨年は26位に後退した。
今年を分野別にみると、「経済成果」が5ランク上昇し15位となり、総合順位を押し上げた。失業率や輸出額、経常収支が強みとされた半面、直接投資の流入額と生計費は相対的に低調だった。「企業の効率性」も37位と、2ランク上がった。
その一方で、「政府の効率性」は前年の26位から28位に下落し、2010年以降では最も低い順位となった。関税障壁と高齢化リスクが響いた。「インフラ」も順位を二つ下げ17位だった。
IMDは、韓国が競争力を高めるには▼家計(個人)負債の管理▼良質の雇用創出▼外部の衝撃に対する回復力の確保▼自由貿易協定(FTA)の推進▼南北関係の管理――などの政策課題を推進する必要があると提言した。
競争力の世界トップは前年に続き米国。香港が2位、スイスが4位と、順位が入れ替わった。シンガポールは前年と同じく3位。中国は前年から1ランク上がり22位だった。