米経済誌フォーブスが26日(現地時間)に発表した「世界で最も影響力のある女性100人」で、ドイツのアンゲラ・メルケル首相(写真右)が5年連続でトップに選ばれた。朴槿恵(パク・クンヘ)大統領(写真左)は昨年と同じ11位だった。
同誌はメルケル首相について、欧州の経済大国で3期にわたり首相を務め、世界的な金融危機以降はさまざまな景気てこ入れ策を用いて国の経済を回復させたと紹介。ギリシャへの支援でも中心的な役割を果たしていると説明した。一方で、昨年の6位から今年2位にランクを上げたヒラリー・クリントン前米国務長官の存在により、メルケル首相の牙城が崩れるかもしれないと予測している。
女性初の米連邦準備理事会(FRB)議長で昨年2位だったジャネット・イエレン議長は4位にランクダウンした。3位は米マイクロソフト創業者ビル・ゲイツ氏の妻のメリンダ・ゲイツ氏、5位は世界の自動車大手で初の女性最高経営責任者(CEO)となったゼネラル・モーターズ(GM)のメアリー・バーラCEOだった。
6 6位以下は国際通貨基金(IMF)のクリスティーヌ・ラガルド専務理事、ブラジルのジルマ・ルセフ大統領、フェイスブックのシェリル・サンドバーグ最高執行責任者(COO)、動画共有サイト・ユーチューブのスーザン・ウォシッキーCEO、ミシェル・オバマ米大統領夫人の順。
韓国人では、朴大統領のほか李健熙(イ・ゴンヒ)サムスン電子会長の長女の李富真(イ・ブジン)ホテル新羅社長が100位に入った。フォーブスは李氏について、時として「リトル李健熙」と呼ばれ、最も裕福な韓国人女性だと紹介している。