世界のDRAM市場で今年第1四半期(1-3月)にサムスン電子、SKハイニックスなど韓国メーカーのシェアが75.1%に達した。市場調査会社のDRAMエクスチェンジが27日明らかにした。
モバイルDRAMはスマートフォンやタブレット端末に搭載されるメモリー半導体で、データを保存する用途に使われる。
DRAMエクスチェンジによると、サムスン電子は第1四半期の18億6300万ドル(約2300億円)を売り上げ、シェア52.1%を記録。昨年第4四半期に比べ、11.9%の増収、シェアは6ポイントの上昇だった。以下、SKハイニックスが22.9%、米マイクロンが22.6%だった。
DRAMエクスチェンジは、サムスン電子がモバイルDRAM市場の半分以上を占めた理由について、競合メーカーよりも製造プロセスの微細化で先行したためだと分析した。サムスン電子は20ナノメートル製造プロセスによるモバイルDRAMを量産し、昨年から米アップルにも供給を再開したことで、シェアを高めた。
これに対し、SKハイニックスとマイクロンの主力製品は25ナノメートル製造プロセスによるモバイルDRAMだ。