夢を持つことは、
一般的にはヨイことと
考えられているのですが・・・
夢は、人に規模を与え、
イキイキとさせます。
夢があるからこそ、
その夢の実現に向けて
努力できるともいえます。
けれど、
夢を持ち続けることが、
必ずしもイイとは
言えない場合もアルのです。
なぜなら、
夢の持ち方に
問題があることが多いからです。
「あの人のようになりたい」とか、
「この世界でトップに立てば、
好きな事が何でもできるはず」
といった発想は、
厳しい言い方をすれば、
マンガのヒーローになることを
夢見る子どもと
少しも変わりはしないのです。
アニメ・ヒーロー型の夢を抱くは、
職業を自分の好き嫌いや収入、
社会的な評価や
イメージだけで選ぼうとします。
もちろん、
努力と環境があれば、
その夢が実現する
可能性は十分ありますが...
しかし、
この選択眼には、
ふたつの視点が欠けているのです、
ひとつは、「適性」...
適性を無視してあこがれ、
目指しても、
うまくいかない場合が多いのです。
ふたつ目は、「人のよろこび」...
実は、これが夢や職業を
選ぶ上で最も重要な点です。
なぜなら、
人間は本質的に
人をよろこばせることによって、
初めて自分もよろこぶことができます。
自分がどんな
好きなことをしていても、
まわりの人が
迷惑がっていたり、
興味を示さなかったりすれば、
心の底から
楽しむことはできないのです。
逆に、
それほど好きでもない仕事でも、
その仕事を通して
周囲の人のよろこびを
感じることができ、感謝されれば、
それだけで、
深いよろこび、生きがいを
感じることができます。
自分をもっと生かすために、
一度、夢を捨ててみるも
アリかもしれません。
自分が人の役に立っているか、
自分という人間が
生かされているか
どうかを基準にして
職業を選べば、
間違いはありません。
そうして描き直した新しい夢は、
今度は、
驚くほどのスピードで
叶っていくはずです。
そして、プラス思考も・・・
ほとんどの人は、
「これでいい」と思った瞬間に
これが完全だと信じ込んでいます。
これでいい、
とういことは、
それ以上のものはないと
認めることですから、
後は衰退しかない
という言い方もできます。
しかし、
「これでいいんだ」という心を、
「ここから出発だ」
という心に変えると、
新たに次なるものを
求めないわけには
いかなくなります。
ですから、
これでいいと思っている人と、
ここからが出発だと
思っている人には、
天と地の開きがでるのです。
いいと思うときほど、
否定しなければなりません。
「いい出来だなぁ」などと、
いつまでも
自己満足に浸っていたら、
そこから前へ
一歩も進めなくなります。
「ここがダメだ、
まだ改善の余地がある」
と否定的な目で眺めて、
どんどん
変えていきましょう。
そうすることで、
仕事は改善されていき、
能力やセンスも磨かれてくるのです。
プラス思考を捨てることで、
人間は進歩できます。
成長し続けている人、
業績が伸びている会社というのも、
必ず
否定的な視点を持っているものです。
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