中国、南シナ海の人工島に重火器=米国防総省
[シンガポール 29日 ロイター] - 米国防総省のコルバーン報道官は29日、中国は南シナ海で埋め立てている人工島に移動式の重火器を設置したと明らかにした。
報道官は中国の重火器設置を米国は認識していると述べた。
これについて米上院軍事委員会のマケイン委員長はホーチミン市での記者会見で「(中国の行動が)エスカレートしており、憂慮すべき事態だ」と批判。「国際法に違反しており、世界各国から非難されることを中国に理解させる必要がある」と述べた。
「中国と事を構えるつもりはないが、こうした行為を思いとどまらせるよう一定の措置を取ることは可能だ」と指摘した。
中国外務省の華春瑩報道官は、米当局者が言及している武器については情報を持っていないと述べた。
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世界経済に「アクシデント」も
米長官は、ギリシャ支援協議が6月期限までに合意に至らなければ、世界経済に「アクシデント」が起こる可能性を指摘した。
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