今も座り込みを続けるセウォル号遺族、かばうソウル市長に市民ら反発=韓国ネット「いつまで遺族の面倒を?」「慰めという言葉に嫌気が差す」

配信日時:2015年5月29日(金) 11時50分
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28日、ソウル市長は市内の公園で座り込みを続けるセウォル号遺族に対し市民の反発が強まっていることについて、遺族側を擁護する発言をした。これについて、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。写真はソウル市庁舎。
2015年5月28日、韓国・ニュース1によると、朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長は、ソウル中心部の光化門広場で座り込みを続けるセウォル号事故の遺族に対しソウル市民の反発が強まっていることについて、「みんな追い出してしまっていいものか」と遺族を擁護する発言をした。

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朴市長は27日、警察担当記者団とソウル市内で開いた懇談会で、「(ソウル市)庁舎前や(近くの)東亜日報前で『朴元淳は辞めろ』と主張する人たちを見て、ストレスを感じる」とし、「(座り込みによって)不便で嫌な思いをする人もいるだろうが、遺族の悲しみと苦痛を思うと、少しでも答えることのどこに問題があるのか」と述べた。

ソウル市は一部の遺族が特別法の制定を求め光化門広場で座り込みを続けていた昨年7月、市所有のテント13台を設置し衣類などを提供した。これに対し8月、ある市民団体が、座り込みによって市民の公園利用が妨げられているとして、ソウル市長ら3人を職務放棄の疑いでソウル中央地検に告発するなど、問題が大きくなっている。

これについて、韓国のネットユーザーからはさまざまなコメントが寄せられている。

「市長官舎を遺族に開放して、広場を市民に返してほしい」
「市長の顔がテレビや新聞に出てくるのがストレス」
「市長として無責任な発言だ。全国からいろいろな事故の家族が光化門に集まったら、耐えられるかな?」

「遺族のことを考えてるって?やるにしてもほどほどに。まるでソウル市長が遺族を人質に取って、政治闘争の場にして何かを得ようとする行為に見える」
「血税で数十億の家を(遺族に)与えるのが、民主主義なのか?」
「市長さん、あなたのお金でやってください」
「いつまで遺族の面倒を見るつもり?」

「一部の遺族がソウル市民を追い出している」
「光化門広場はセウォル号遺族個人の物じゃない。みんなもう自分の場所に戻ってそれぞれの仕事をしよう。傷や痛みを治して打ち勝ってこそ、また新しい人生を生きられる」
「遺族のふりをしてるやつらを追い出そう」
「もう、セウォル号よりも『慰め』という言葉に嫌気が差した」(翻訳・編集/和氣)

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