うっかり使ってない?相手の気持ちをイラつかせる「危険な日本語」5種

コラム - WooRis

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あくびをしながらテレビを見ている夫を見て、「いまヒマそうね。ちょっとゴミ出してきて」などと言っていないですよね?

「いまヒマそうね」は図星であればあるほど、言われるとイラっとしますし、極力使わないほうが無難な日本語。これを使った途端に、反発を招いたり、喧嘩になったりすることも。頼みたかった用事も頼めなくなってしまい、ある意味損失……。

そんな今回は、立教大学名誉教授の宇野義方先生監修の書籍『使ってはいけない日本語』を参考に、言われるとイラっとする……だからこそ気をつけたい日本語5種をご紹介します。

 

■1:「いまヒマそうね」

用事を頼みたい時や声を掛ける際に「いまヒマ?」などと言っていませんか? この言葉、比較的言いがちですが要注意。言われた本人はその通り、ヒマであればあるほどイラっとくる言葉です。

<この「いま、ヒマなんだろう」という表現には、人を軽んじているニュアンスがある。そのひと言を聞いた瞬間、言われた人の心には「私にだって、することぐらいありますよ」という反発が生まれ、「ヒマじゃない」という拒絶を招くのである。>

何かをお願いしたかったら、「悪いけど」「申し訳ないけど」と文頭につければ、無用な反発を生まずスムーズに事が運びます。

 

■2:「いい年して」

たとえば、親が子どもにむかって「“いい年をして”いつまでも家に引きこもっていないで仕事しなさいよ!」などと言って、子どもから大きな反発を喰らうことがあります。

<日本では、何かにつけて年齢で区別しようとする。むろん、ある程度のけじめは必要だが、それはもっと別の言葉で言ったほうがいい。>

“いい年をして”のあとは、もっぱら非難めいた内容が続き、言われる本人はそれを自覚していることが多いのでかなりダメージを受けます。気をつけましょう。

 

■3:「そのうちわかるよ」

年長者や経験者に「そのうちわかるよ」と言われてイラっとしたことありませんか? ありがちなのが「出産や子育てを経験したら、そのうちわかるよ」といった例。

<「キミは何もわかっていないんだよ」と軽蔑しているのと同じことになる。>

大きな反発を生む原因になり人間関係にひびが入るので、注意が必要です。

 

■4:「どっちでもいい」

彼氏に「何食べたい? 和食? 洋食?」と聞かれた時に「どっちでもいい」と答えていたとしたら、彼氏をイラっとさせているので今すぐ改善しましょう。

こう答えられると、

<男性としては落胆してしまう。せっかく一緒に食事をするというのに、女性が乗り気でないように思えてしまうのである。>

でも、本当にどちらでもいいと思う時もありますよね。その時は質問返しがおすすめ。「そうだね、○○君はどちらが食べたいの?」と言いましょう。

 

■5:「~は上手ですね」

“~は上手ですね”は、一見褒め言葉のように見えますが、どこがNGポイントなのでしょう。「~“は”上手ですね」の、“は”が問題。

白い歯がまぶしく光る笑顔を見て「歯は白くてキレイですね」と言われたら、「歯以外はキレイじゃないんだ……」と不快に感じてしまいます。“は”ではなく、“が”や“も”を使えば、上手な褒め言葉に変身します。

<同じように、使い方に注意したいほめ言葉に、「昔はきれいでしたね」がある。人をほめるときは、現在形・過去形の扱いにも、配慮が必要である。>

褒め言葉と思って使っている言葉にも、細心の注意が必要です。

 

いかがでしたか? あまり意識せずにこれらの言葉を使っていたとしたら、人をイラっとさせている可能性がありますので気をつけましょう。

言葉を少し変えるだけで、無用な反発を招かずコミュニケーション上手になることができます。参考にしてみてください!

 

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