韓国人の「奇怪な心理」!?・・・「経済は中国依存」、「現実は見たくない」=中国メディア
2015-05-29 11:55
中国の大手ポータルサイト「捜狐」は25日、「アジア各国人の目に映る複雑な中国」と題する論説を掲載した。韓国人については経済は中国に依存している一方で、反中感情や中国警戒論が高まっていると指摘。中国に追随していた歴史から遠ざかりたいと願うあまり「うそを真理とし、是非を転倒させる」などと酷評した。
同論説は、中国資本が韓国の土地を大量に購入しているとして、韓国メディアは「中国資本脅威論」を展開し、領土や歴史問題まで結びつけて論じる例すらあると指摘。
ただし、韓国における外国人による土地所有のうち、中国人の所有は5%程度にしかなっていないと指摘。米国や日本と比べればわずかと主張した。
一方で、韓国を訪れる中国人客は年間20%近い率で増加と指摘。2020年には延べ1490万人程度との予想を紹介し、韓国の小売業における中国人客の購買額が、現在の2%弱から2020年には8%近くになるとの見方を示した。
さらに、1990年代半ば以降からの韓国の経済成長は、中国依存の部分が大きいと指摘。2003年に中国は米国を抜いて韓国の最大の輸出先になり、韓国の証券市場でも中国による投資が日米に次ぐ第3位になったと論じた。
しかし韓国人は一方で、経済面で中国が強大になりつつあることで、「朝鮮王朝の苦悩の歴史が改めて眼前に出現した」と論じた。
2012年末に中韓の研究機関が共同で調査したところ、多くの韓国人が「中国の台頭を恐れ懸念する」、「中国の経済発展には負けたくない」、「中国は嫌いだ」と感じていることが分かったという。
論説は、韓国人に発生した中国に対する複雑な感情を「劣等感と優越感の混在」と分析。「この奇怪な心理状態は最終的に、うそを真理とし、是非を転倒させ、白黒の区別をつけない状態を導き出す」と論じた。
論説は韓国人に対する論評の最後の部分で「ひと言でいえば、韓国民族は中国に追随していた歴史から遠ざかりたいのだ。そして、世界に認めてほしいのだ」と主張した。
同論説は日本人については、中国に対する楽観論や悲観論などさまざまな見方があると紹介。インド人については「中国の急速な発展に驚嘆しているが、インドのような漸進主義の方が最終的にはうまくいく可能性が高い」との考えがあると紹介。
ベトナム人については「天国は遠い。しかし中国は近い」と、「中国は障害物」との考えが強いと論じた。パキスタン人は中国人を高く評価しており、特に中産階級には中国を国家建設に成功した「夢の国」とみなす人も多いと論じた。(編集担当:如月隼人)(イメージ写真提供:123RF)