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●「重要な地位ではない」 (05/29 18:58)
 去年12月の衆議院選挙に絡み、組織的な関与があったかどうかを争っている裁判の判決。青森地方裁判所は「2人は選対の重要な地位ではなかった」としたうえで、買収の罪に問われた維新の党・升田世喜男候補派の運動員2人に執行猶予付きの有罪判決を言い渡した。
 判決を受けたのは五所川原市の農業・吉田俊逸被告64歳と、青森市の無職・渡辺美津江被告50歳。
 2人は去年12月に行われた衆議院選挙で比例復活で初当選した維新の党・升田世喜男候補への投票を電話で呼びかける報酬として、運動員41人に現金220万円を支払った公職選挙法違反の買収の罪。
 この裁判は候補者の当選が無効になる連座制の対象になるかどうかが焦点で、2人の選対での立場や選対の関与が争点となっていた。
 29日の判決公判で青森地方裁判所の鎌倉正和裁判長は「電話作戦には選対の一定の関与があった」としたうえで、「2人は選対の重要な地位ではなかった」と認定した。
 そのうえで吉田被告に懲役1年8か月・執行猶予5年、渡辺被告に懲役8か月・執行猶予5年の判決を言い渡した。
 29日の判決で「選対の幹部」とは認定されなかったが、2005年の仙台高裁の判決では「選挙運動組織の一員として電話作戦などの指揮監督をする者が違反をした場合、連座制が適用される」としている。
 弁護側は「いまはコメントできない、判決を精査してからコメントを出す」と述べた。
 また升田事務所は「連座制訴訟が提起されるかどうかは真摯に見守りたい」とコメントしている。
 一方、検察は「検察官の主張が認められなかった点があることから、今後は控訴も検討する」としている。



●“薬研”源泉石けん (05/29 18:56)
 むつ市大畑町にある薬研温泉ができてからことしで400年。地元のまちおこしグループが節目の年を盛り上げようと源泉を配合した石けんを作り、30日から販売される。
 30日から販売される「薬研温泉水石けん」。薬研温泉の源泉を配合し、およそ60日かけて自然乾燥させた、肌に優しく保湿効果の高い石けん。
 薬研温泉は1615年に大阪夏の陣で敗れた豊臣側の落武者によって発見されたと伝えられている。
 地元の商工会や旅館の人などで作るまちおこしグループがことしで400年目となる節目の年を盛り上げようと開発した。
 石けんは税込み1個700円で薬研地区にある5つの旅館とレストハウス限定で30日から販売される。
 まちおこしグループは石けんのほかにお風呂に入れるヒバの香り袋も開発し、温泉を利用する人たちに楽しんでもらうことにしている。



●“中村亀吉”存続要望 (05/29 18:54)
 黒石商工会議所は債権回収会社への売却が決定的となっている黒石市の老舗造り酒屋「中村亀吉」が存続できるよう、高樋市長に要望した。
 「中村亀吉」の存続を要望したのは黒石商工会議所の村上会頭。
 黒石市のこみせ通りにある「中村亀吉」は土地と建物が競売にかけられ、裁判所が5000万円で落札した債権を持つ東京の債権回収会社に売却を許可することを決めた。
 このため黒石商工会議所は、こみせ通りの中心として観光名所になっている「中村亀吉」がなくなると黒石市の街づくりに大きな影響を与えるとして存続を要望したもの。
 要望を受けた高樋市長は債権回収会社に存続を働きかけたいと話していた。
 来月上旬には地元の商店街など4つの団体も市長に「中村亀吉」の存続を求める。



●「分身」苗木 植樹 (05/29 18:52)
 七戸町にある樹齢400年以上の古いモミの木の枝から育てた苗木が町の小学校に植樹された。
 モミの木の苗木が植樹されたのは七戸町の七戸小学校。
 29日は6年生38人が学校の中庭に苗木を植えた。
 この苗木は七戸町の柏葉公園にある古いモミの木から元気な枝を採取し、国の研究機関で育てていたもの。
 モミの木は高さ35メートル、樹齢が400年以上で町のシンボルとなっているが、腐食や空洞化が進んで倒れる恐れがあるため苗木を残す取り組みが進められていた。
 子どもたちは歌詞の中にモミの木が入った校歌を歌って、苗木が大きく育つことを祈っていた。



●女性連れ回し逮捕 (05/29 11:58)
 28日、20歳代の女性を2時間半にわたって車で連れ回したとして平川市の29歳の男が監禁の疑いで逮捕された。
 逮捕されたのは平川市猿賀の中古車販売店従業員・今淳志容疑者29歳。
 警察の調べによると今容疑者は28日午前10時すぎ、青森市石江の駐車場で出勤途中だった20歳代の知人の女性を無理矢理自分の車に押し込み、2時間半にわたって連れ回した監禁の疑い。
 女性の勤務先の関係者から通報を受けた青森警察署が2人を捜したところ平川市の神社の駐車場で車を発見し、今容疑者を逮捕したもの。
 女性にけがはなかった。
 今容疑者は「交際を巡り話がしたかった」と容疑を認めているという。



●目標3万トン厳しく (05/29 11:56)
 去年産のりんごの輸出量は先月現在で2万8980トンと過去最高をさらに更新したがすでにピークを過ぎており、3万トン達成は厳しい状況となっている。
 財務省の貿易統計によると県産が9割を占めるとされる先月のりんごの輸出量は556トンになった。
 これは去年の同じ時期より148トン多く、去年9月からの累計は2万8980トンと過去最高をさらに更新した。
 ただ去年産りんごの輸出はピークを過ぎ、最大の輸出先である台湾の取り引きは南半球のチリやニュージーランドに移っている。
 去年産のりんごの輸出は8月まで続くが、県が目標にしている年間輸出量3万トン達成は厳しい状況となっている。



●キショウブ見ごろ (05/29 11:54)
 弘前市内を流れる川の水辺でキショウブが見ごろを迎え、道行く人たちの目を楽しませている。
 キショウブが見ごろを迎えたのは弘前市桔梗野を流れる土淵川の中州。
 中洲にはおよそ1キロの鮮やかな黄色い花の帯が続き、水辺に彩りを添えている。
 キショウブは近くに住む花田光弘さんが10年前から川の美化に役立てようと植えているもので、川を管理する県も栽培を認めている。
 ことしはいつもの年より2週間ほど早く見ごろとなり、道行く人たちが水辺に咲く黄色い花を楽しんでいた。
 土淵川のキショウブは来月上旬まで楽しめそうだという。



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