500円でカレーやナンなど食べ放題なIKEA「オリエンタルビュッフェ」に行ってきた
6種類のカレーと、ナン・雑穀米・クスクスといった主食、サモサやケバブ風ミートボールなどトッピングが500円で食べ放題なのがIKEAの「オリエンタルビュッフェ」です。2015年2月にはIKEAでスウェーデンの伝統菓子などが食べ放題のスイーツビュッフェが開催されましたが、それに続くオリエンタルビュッフェはどんな感じなのか、実際に行ってきました。
オリエンタルビュッフェ - IKEA
http://www.ikea.com/ms/ja_JP/campaigns/2015/oriental_buffet.html
IKEAに到着。
オリエンタルビュッフェは店舗によってチケットや整理券が配布されます。今回向かったIKEA神戸は15時から整理券が1階入り口で配布され、16時からビュッフェがスタートする方式となっていました。
14時45分の段階で、すでに1階の整理券配布場所には30分ほどの行列ができていました。
15時になり、整理券の配布がスタート。チケットをもらった人はIKEA店内に入っていきます。
整理券はこんな感じ。整理券は先着順で時間が指定してあり、もらったものには16時と指定されていました。
15時30分の段階ではレストランの前には誰もいなかったのですが……
15時55分ごろになると、人が列を作りだしました。
店内はこんな感じです。
16時になりレストランに入ると、まずはレジへ。整理券を渡して先に料金である500円を支払います。
プラス120円でドリンクセットにできるので、ドリンクセットも注文すると、紙コップとステッカー、100円分のお買い物クーポンをもらいました。今回は3人で参加したので3セットあります。
ステッカーを体につけて……
いざビュッフェへ。
なお、もらえるお皿は1枚だけで、2ラウンド目に行く時はお皿を交換してもらう仕組みです。
ビュッフェにはパクチーのサラダや……
フムス。
ネームプレートのない、謎のビスケットも発見。これは普段からイケアで販売されている「ライ麦クリスプブレッド」でした。
カレーは全部で6種類から選べます。
クスクスのサラダ。
タンドリーチキンとサモサ。
ミートボールにチョリソー。
ナン。
オリエンタルな雰囲気ではありませんが、フライドポテトもありました、
真っ黄色のサフランライスも。
ということで、いろいろ取ってきました。
まずは、カレー6種類から食べていきます。
カレーの入っているカップは小さめで、iPhone 5と比較してみるとこのくらいの大きさでした。1カップに入っている量も少なめなので、複数の種類を頼んで色んな味を楽しめるようになっています。
まずは、世界一おいしい料理にも選ばれた「マッサマンカレー」から。
カレーにナンはもちろんのこと、サフランライスや雑穀米もあるので、色んな組み合わせが楽しめます。
インド料理屋さんの中には皿からはみ出るくらいのビッグサイズのナンが出てくることがありますが、IKEAのナンは片手で持てるミニサイズ。
タイカレーであるマッサマンカレーはサフランライスと一緒にいただきます。落花生やカシューナッツ、ココナツペーストが使ってあるマッサマンカレーは濃厚でまったりした甘さがありますが、香辛料もきいており、後から口の中がピリピリしてきます。
なお、サフランライスはサフランの味が濃くないものの、パクチーが入っているので、好きな人にはたまらない香りが楽しめます。
続いて、バターチキンカレー。ナンにつけて食べてみたところ、まろやかでコクのあるカレーになっており、辛さはさほどないのですが、しっかりとブレンドスパイスの香りが楽しめました。もちもちしたナンとの相性も抜群です。
次はキーマカレー。
キーマカレーは豚・鶏のミンチ肉を炒めてオリジナル香辛料で仕上げてあるとのこと。辛さは中辛で、レトルトなどでよくあるキーマカレーとよく似た雰囲気なので、あまりエスニック料理を食べたことがない人でも楽しめそうです。
グリーンカレーもありました。
グリーンカレーは五穀米と一緒に食べてみたところ、ココナツミルクの甘さやまろやかさ、独特の酸味などはあまりなく、なぜかナンプラーを強く感じました。タイ料理が好きな人にとっては少しもの足りなさがありましたが、甘さ・酸味・辛さというタイ料理独特のテイストが苦手な人でも食べられそうなあっさりした仕上がり。なお、グリーンカレーはやや辛口でした。
マサラカレーはブレンドスパイスで仕上げたヨーロピアンスタイルのカレー。後から少しピリッとした辛さがありますが、全体的には市販のレトルトのようなコクやまろやかさがあり、日本人の口に合いそうです。
6種類目はキッズカレー。甘口でクセがないため非常に食べやすいカレー。
グリーンカレーやマッサマンカレー・マサラカレーは具なしでスープのみの状態だったのですが、キッズカレーは子どもが食べることを想定しているからか、玉ネギ・にんじん・じゃがいも・ミンチ肉など、6種類の中で最も具だくさんになっていました。
カレー6種類を堪能したところで、カレー以外の料理も食べていきます。
ピリ辛のチョリソーは身がギュッと締まっていてプリプリとした食感。やや大きめなので食べ応えも十分でした。
IKEAのレストランでは通常でもミートボールが扱われていますが、オリエンタルビュッフェで扱われるミートボールはクミン・バジル・ディルなどのスパイスでケバブ風に味付けしてあります。肉汁が抜けてパサパサしていたのが少し残念ですが、いつもとは違うエスニックな雰囲気は感じられました。
フライドポテトは安定したおいしさ。オリエンタルビュッフェ開催中、16時から20時30分までは通常のメニューが提供されないので、エスニック料理が苦手で食べるものがない、と困った時はよりどころになりそうです。
また、ビーツのミネストローネもありました。
野菜がたっぷり入ったミネストローネは優しい味わいで、これもスパイスなどは入っておらずあっさりしているので、エスニック料理が苦手な人でもおいしく食べられます。
ということで2皿目に突入。
ひよこ豆をつぶしてオリーブオイル・練りゴマ・クミン・レモン・ニンニクなどと混ぜるフムスは、滑らかな食感で、ニンニクやクミンがきいていて、好きな人にとっては食欲をそそる一品。
一見チキンナゲットに見えるのはタンドリーチキンで、見た目は揚げ物っぽいのですが、食感は「焼いて食べるから揚げ」のような感じ。本格的とはいかないまでも、しっかりスパイスが染みていて食べ応えもありグッド。ただ塩気が濃いのか5個以上食べた編集部員は「異常に喉が渇く」とコメントしていました。
世界最小のパスタであるクスクスは紫たまねぎやニンジンと合わせてサラダ風に仕立ててありました。シャキシャキした野菜の食感はよいものの、強い特徴などはないので、スープやカレーと一緒に食べてもよさそうです。
パクチー入りグリーンサラダはサニーレタスや水菜の他にパクチーが入っているとのことでしたが、いくらもぐもぐしてみてもパクチーらしい味は感じられませんでした。しかし、ビュッフェは全体的に野菜が少ないので、野菜を補給したい時にはフレッシュなグリーンサラダとして重宝します。
ゆでてつぶしたジャガイモやグリーンピースを餃子の皮のようなもので包んで揚げる「サモサ」は本来インド料理なのですが、IKEAのサモサを食べてみたところ、なぜか中にはタイで食べられる鶏肉のバジル炒め「ガパオ」が入っており、混沌とした仕上がりに。食べ始めはあまり辛さを感じないのですが、かなり後に残る辛さになっているので、辛いものが苦手な人は注意。
ということで、エスニック料理が好きな人であれば「ん???」となるかもしれない料理がちらほらあったものの、500円という値段を鑑みてもおトクなことには違いなく、色んな種類の異国料理を楽しめるので、あまり食べたことのないものに挑戦したい!という人にはオススメです。
なお、IKEAのオリエンタルビュッフェは6月7日(日)まで。店舗によってチケットや整理券の配布方法が違ったり、配布場所・配布時間がバラバラだったりするので、気になる人は近くにあるIKEAでの食べ放題参加方法をウェブサイトでチェックしておきましょう。