Web制作会社には、よく次のようなイメージがつきまといます。
- 激務
- 残業だらけ
- 給料が安い
どうしてWeb制作会社のデザイナーは残業まみれになってしまうのでしょうか。
営業が安い値段でスケジュールを考えずに案件を取ってくるだとか、クライアントから納期直前で無茶な修正以来があったりだとか、様々な要因があると思います。
しかし、理由の本質はそこではありません。
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残業まみれになる本当の理由とは、受託開発という性質上、売上が人月計算で長時間働くことがそのまま会社の利益になるような事業の構造になっているからです。
ソシャゲーを思い浮かべていただければ分かりやすいと思いますが、あれはユーザーにお金を払わせるための課金システムを実装してるから、売上の上がる仕組みが全て自動化されていて、人が動かなくてもお金が入ってきますよね。
なので、利益率がべらぼうに高いわけです。
同じWebデザイナーであっても、例えば自社Webサービスを運営しているようなIT企業は、制作会社に比べて残業が少ないです。
それは、人が働くことそのものが収益に直結するのではなく、人が働いて作った「仕組み(Webサービスというシステム)」で収益が上がるようになっているからなんです。
このように、Web制作会社が残業まみれになるのは、自社の商品やサービスをもっておらず、収益のシステムが自動化されていないのが本当の理由です。
つまり、受託開発というビジネスモデルが残業を生む元凶です。
それを「クリエイターは残業が当たり前」みたいな謎の常識を信じさせられて思考停止している人のまあ多いこと多いこと。
もしもあなたがWebデザイナーをしていて、もしくは目指されていて「残業したくない!」と思われているのでしたら、会社の規模や従業員数ではなく、その会社のビジネスモデルをチェックするようにしましょう。
くれぐれも、実力がつけば残業も減るだとか、自分がもっと頑張れば残業を減らせるなんて勘違いをしないことです。
ましてや、「クリエイターは残業が当たり前」という謎の宗教に毒されないようにしてください。
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格安SIMを使うためにZenFone5に乗り換えた!初めてAndroidユーザーになりました。
— tamu (@tamusan100) 2015, 5月 29