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NHKが再発防止策を公表
5月29日 19時38分

NHKが再発防止策を公表
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NHKは、去年放送した報道番組「クローズアップ現代」で事実関係の誤りや過剰な演出などの問題があったことを受けて、匿名のインタビューのチェックを強化することなど再発防止策をまとめました。
NHKは去年5月に放送した「クローズアップ現代追跡”出家詐欺”」を巡って、事実関係の誤りや過剰な演出があったなどとする調査報告書を先月、公表しました。そして、本部の放送関係部局と全国すべての放送局で、緊急の討議・勉強会を行い、そこで出された意見も踏まえ、29日再発防止策を公表しました。
再発防止策では、まず今回の番組で匿名で放送された部分の事実関係の確認が不十分だったことから、匿名での取材・制作のチェックシートを導入し、担当者と上司が匿名インタビューの必要性や内容の真実性などを確認します。また、放送前のチェックを有効に機能させるため、試写の場に番組を直接担当していない高い専門性を持つ職員などが参加する「複眼的な試写」を積極的に活用します。
さらに、提案や取材・制作の過程で見えてきたリスクや課題をシートに書き出すことで共有する取り組みをまず「クローズアップ現代」で始めます。そして、ことし秋に、再び放送現場で勉強会を開くのをはじめ、若手職員や管理職を対象にした研修の場でもこの問題を取り上げ、今回の教訓を繰り返し確認していきます。
NHKは、放送ガイドラインに掲げた正確な事実の把握など、取材・制作の基本を徹底し、公共放送の使命を果たしていきます。

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