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日本とEU首脳協議 中国念頭に海洋進出懸念
5月29日 19時35分

日本とEU首脳協議 中国念頭に海洋進出懸念
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安倍総理大臣は、EU=ヨーロッパ連合のトゥスク大統領らとの定期首脳協議を総理大臣官邸で行い、海洋進出を活発化させている中国を念頭に、東シナ海や南シナ海で緊張を高める一方的な行動を懸念するなどとした共同声明を発表しました。
安倍総理大臣は29日夕方、日本を訪れているEU=ヨーロッパ連合のトゥスク大統領やユンケル委員長との定期首脳協議を総理大臣官邸で行い、両首脳は協議の成果などを盛り込んだ共同声明を発表しました。
共同声明では、海洋進出を活発化させている中国を念頭に、東シナ海や南シナ海の状況を引き続き注視し、現状を変更し緊張を高めるあらゆる一方的な行動を懸念することを確認したとしています。
また、交渉が続いている日本とEUのEPA=経済連携協定について、ことし中に、すべての主要課題での大筋合意を目指して交渉を加速させていくとしています。
さらに、日本とEU双方が戦後70年間、国際社会の平和と安定、繁栄に貢献してきたことを確認し、EU側は、安全保障関連法案の整備を含め安倍総理大臣が掲げる積極的平和主義の取り組みを支持するとしています。
両首脳は協議のあと、そろって記者発表を行い、安倍総理大臣は「国際社会の平和と安定、繁栄の確保に向けて、日本はEUとの連携を一層深め、ともに主導的な役割を果たしていきたい」と述べました。
一方、トゥスク大統領は「EUと日本の間には、友情と共通の価値観がある。われわれは、戦略的なパートナーシップをさらに次のレベルに上げていくことができると信じている」と述べました。

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