28日の衆議院平和安全特別委員会で安倍晋三総理大臣が民主党・辻元清美議員の質問中に「早く質問しろよ」などとヤジを飛ばし、野党議員の抗議により審議が一時中断した。

 

審議再開後、辻元議員は「もう答弁はけっこうです。私はとても情けない気持ちになりました」と述べると、さらに与党議員からヤジが相次いだ。

 

その次に質問に立った民主党の緒方林太郎議員が反省を求めると、安倍総理は「辻元議員が時間が来たのに延々と自説を述べて私に質問をしないというのは答弁をする機会を与えないということなので『早く質問しろ』と言った。言葉が少し強かったとしたらそれはお詫び申し上げたい」と陳謝した。

 

安倍総理は先日の党首討論や27日の特別委員会でも野党議員のヤジに対して「ヤジがうるさすぎますよ」などと述べていた。

 

民主党の枝野幸男幹事長は「総理大臣としてあるまじきことが、堂々と国民注視のもとで起きた」と述べ、総理の態度を問題視している。

 

〈写真：衆議院ホームページより〉