口永良部島が噴火し、巡視船「さつま」へ避難した住民たち=鹿児島県口永良部島沖で2015年5月29日、海上保安庁提供
鹿児島県屋久島町の口永良部島の島民ら約130人は29日、フェリーや海上保安部のヘリコプターなどで東に約12キロ離れた屋久島に避難した。
口永良部島・西部にある、番屋ケ峰の町営施設に一時避難していた約120人は、町営フェリーで午後4時ごろ島を出て、屋久島の宮之浦港に向かった。
口永良部島の東部・湯向地区に残されていた6人は、海上保安部の船で沖合に停泊した巡視船に運ばれた後、ヘリコプターで2回に分け屋久島空港に運ばれた。避難した人々は屋久島内の避難所に向かう。【尾垣和幸】