ニューヨーク=中井大助
2015年5月29日16時40分
国際サッカー連盟(FIFA)の幹部らが、多額の賄賂を受け取っていたとされる事件で、世界有数のスポーツ用品メーカー、ナイキが関与していた可能性が浮上している。米司法省の起訴状には匿名ながらも、同社とみられる企業が登場しているためだ。ナイキも米メディアへの声明で「当局に協力をしている」と認めた。
起訴状に出てくるのは米国の「スポーツウェア A社」。1996年にブラジルサッカー連盟と独占スポンサー契約を結び、10年で1億6千万ドル(約198億円)を支払う合意をしたという。
A社はこれとは別に、「トラフィック・ブラジル」の関係者に4千万ドル(約50億円)を支払う合意をし、99年までに3千万ドル(約37億円)を支払ったという。ト社はスポーツマネジメント会社で、サッカー団体と他の企業の間で、ライセンス権や放映権の仲介などをしていた。
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