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テロ対策強化で情報収集力を向上へ
5月29日 16時23分

過激派組織IS=イスラミックステートによる日本人殺害事件を受けたテロ対策の政府方針がまとまり、警察庁は、テロに関する情報収集力を向上させるため、アラビア語が堪能で過激派組織に精通した人材を育成するほか、テロリストの顔画像を入国管理局に提供するなど、テロ対策を強化することにしています。
政府の検証結果では、日本人2人を拘束したのがISだと断定するのに手間取ったとしていて、警察庁は、アラビア語が堪能で過激派組織や地域の情勢に精通した人材を育成し、情報収集や分析能力を強化する方針です。さらに、テロ対策の専門チーム「TRTー2」=「国際テロリズム緊急展開班」が効果的に活動できるよう、捜査の支援や指示を適切に行う態勢を構築するとともに、海外に派遣されている警察庁の担当者の出張を拡充し、各国の治安情報機関との関係を深めることにしています。
また、テロリストの入国を防ぐため、警察が保有するテロリストの顔画像の情報を入国管理局に提供して照合するなど、空港や港での水際対策を強化する方針です。
さらに、小型の無人機「ドローン」を悪用したテロを防ぐため、警戒警備の在り方の検討を急ぐほか、テロリストの潜伏を防ぐため、ホテルやマンション、インターネットカフェなどで本人確認の徹底をさらに促進することにしています。

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