兵庫県警東灘署は28日、電車内で男性警察官の下半身を触ったとして、兵庫県迷惑防止条例違反の疑いで同県尼崎市、フィリピン国籍の会社員パナレス・レオ・アンジェロ・マツイ容疑者(27)を現行犯逮捕した。東灘署によると、パナレス容疑者は当初、隣に座った通勤途中の生田署の巡査部長(31)の太ももを触ったりしていたが、巡査部長が下車しようと席を立った時に、ズボンの上から陰部を3度握ったため、巡査部長が現行犯逮捕した。
パナレス容疑者は日本滞在歴も長く、日本語も上手という。胸元付近まで髪を伸ばし、女装していた。性転換の手術などは行っていないため、顔だけを見ると男性と分かるが、細身の体形で全体的な外見は、女性のようだという。
逮捕容疑は28日午前7時25分ごろ、阪神電鉄の住吉~御影間を走行中の普通電車内で、左隣に座った巡査部長の下半身を触った疑い。容疑を認めているという。捜査関係者によると、パナレス容疑者は性同一性障害で、男性の体に興味があったという。捜査関係者は「これまでも同じような行為を男性に対してやっていたかもしれないが、女性にされていると思って通報しなかった人もいるかもしれない。今後、取り調べをしていく」と話した。