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東洋ゴム使用の庁舎 バランス基準満たさず
5月29日 8時25分

東洋ゴム工業の免震装置が使われていた大阪・枚方市に建設中の消防の庁舎が、建物のバランスに関する国の基準を満たしていないことが分かり、ことし7月に予定していた開所を来年4月に延期することになりました。
大阪・枚方市に建設中の「枚方寝屋川消防組合」の庁舎は、免震装置が必要な性能を満たしていないことが発覚しましたが、国土交通省が震度6強から7の揺れでも倒壊するおそれがないことを確認したため、予定どおりことし7月の開所を目指していました。
しかし、建物の構造を計算し直した結果、建物のバランスに関する国の基準を満たしていないことが分かったということです。
このため、庁舎を使用する消防組合は、指令センターなど一部の機能は7月に移転するものの、全面的な開所の時期は免震装置の取り替え工事を終えたあとの来年4月まで延期することになりました。
取り替える免震装置は、東洋ゴム工業以外の会社の製品を使用し、工事も含めた費用は、全額、東洋ゴム工業が負担するということです。
枚方寝屋川消防組合の西口俊通総務部長は、「市民の生命・財産を預かる組織として、予定どおりに移転できないことは残念だ」と話しています。

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