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グーグル 新機能でアップルに対抗5月29日 12時23分
アメリカのIT企業グーグルはサンフランシスコで開発者向けのイベントを開き、スマートフォンで撮影した写真を自動で仕分けしてくれるアプリなど新たな機能を相次いで発表し、好調が続くライバルのアップルに対抗したい考えです。
グーグルは28日、スマートフォンなどで撮影した大量の写真やビデオを自動で仕分けしてくれる新たなアプリを発表しました。このアプリを使うと、撮影した日時や場所だけでなく、写っている人の顔を認識して項目別に並べてくれ、アルバムを作る手間が省けるほか、キーワードを打ち込めば見たい写真を検索することができるということです。また、通信環境がよくない途上国などでの利用を念頭に、アプリを使って地図をあらかじめ保存すれば、インターネットに接続しなくても目的地への道のりを地図で示してくれる機能も公開しました。
ほかにも、腕時計型の情報端末では、使用しないときに画面を白黒に切り替えることで消費電力を抑えバッテリーの持ちをよくする機能や、スマートフォンを店のレジの端末に近づければ決済ができる機能を相次いで発表しました。
ライバルのアップルはiPhoneの販売が世界的に好調で、グーグルの基本ソフトを搭載したスマートフォンから市場シェアを奪っており、グーグルとしては新たな機能を充実させることで対抗したい考えです。
ほかにも、腕時計型の情報端末では、使用しないときに画面を白黒に切り替えることで消費電力を抑えバッテリーの持ちをよくする機能や、スマートフォンを店のレジの端末に近づければ決済ができる機能を相次いで発表しました。
ライバルのアップルはiPhoneの販売が世界的に好調で、グーグルの基本ソフトを搭載したスマートフォンから市場シェアを奪っており、グーグルとしては新たな機能を充実させることで対抗したい考えです。
「仮想現実」体験できる装置も
グーグルは同じイベントで、スマートフォンを使ってバーチャルリアリティーの世界を簡単に体験できる装置を公開しました。この装置は段ボール製でゴーグルのような形をしており、左右2つのレンズの前にスマートフォンを挟み込んで使います。装着すると、頭の動きに合わせてスマートフォンの画面上に映し出された映像が360度変化して見え、まるで自分が仮想の世界にいるかのような体験をすることができます。
グーグルは今後、傘下の動画投稿サイト「ユーチューブ」でさまざまな場面を設定した仮想現実の動画を公開していく予定で、アップルのiPhoneでも使えるようにするとしています。バーチャルリアリティーのゴーグル型の端末は、ゲームなど娯楽用のほか、医療機関や建設現場などでも活用できるとしてマイクロソフトやフェイスブックのほかソニーも開発をすすめており、競争が激しくなっています。
グーグルは今後、傘下の動画投稿サイト「ユーチューブ」でさまざまな場面を設定した仮想現実の動画を公開していく予定で、アップルのiPhoneでも使えるようにするとしています。バーチャルリアリティーのゴーグル型の端末は、ゲームなど娯楽用のほか、医療機関や建設現場などでも活用できるとしてマイクロソフトやフェイスブックのほかソニーも開発をすすめており、競争が激しくなっています。