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口永良部島で火山性地震相次ぐ 引き続き警戒を5月23日 11時58分
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去年8月に噴火した鹿児島県の口永良部島では23日朝、島の地下を震源とする地震で震度3の揺れを観測するなど、火山性の地震が多い状態が続いています。
気象庁は口永良部島では今後、爆発力の大きな噴火が起きる可能性があるとして引き続き、警戒するよう呼びかけています。
気象庁は口永良部島では今後、爆発力の大きな噴火が起きる可能性があるとして引き続き、警戒するよう呼びかけています。
気象庁によりますと、鹿児島県の口永良部島では23日午前7時ごろから島の地下を震源とする地震が相次ぎ、午前8時ごろには、ごく浅い場所を震源とするマグニチュード2.6の地震が起きて、口永良部島で震度3の揺れを観測しました。
いずれも火山性の地震とみられ、口永良部島で震度1以上の揺れを観測する地震が起きたのは、ことし1月24日以来です。
口永良部島では去年8月の噴火以降、噴火は起きていませんが、気象庁の職員が23日行った現地調査では新岳の火口から噴煙が上がっていたほか、火口の西側の割れ目では噴気が確認されました。また、火口の西側では地表の温度が高い状態が続いたということです。
気象庁は口永良部島では火山活動が高まりが見られ、今後、爆発力の強い噴火や規模の大きな噴火が起きる可能性があるとして、引き続き噴火警戒レベル3の火口周辺警報を出して、火口からおよそ2キロの範囲では噴石に警戒するとともに、火口の南西側にかけての地域では火砕流にも警戒するなど、今後の火山活動の変化に十分注意するよう呼びかけています。
京都大学の井口正人教授は「口永良部島で過去に起きた噴火の前には体に揺れを感じる地震が相次いだことがあり、今後の火山活動を注意深く監視する必要がある」と話しています。
いずれも火山性の地震とみられ、口永良部島で震度1以上の揺れを観測する地震が起きたのは、ことし1月24日以来です。
口永良部島では去年8月の噴火以降、噴火は起きていませんが、気象庁の職員が23日行った現地調査では新岳の火口から噴煙が上がっていたほか、火口の西側の割れ目では噴気が確認されました。また、火口の西側では地表の温度が高い状態が続いたということです。
気象庁は口永良部島では火山活動が高まりが見られ、今後、爆発力の強い噴火や規模の大きな噴火が起きる可能性があるとして、引き続き噴火警戒レベル3の火口周辺警報を出して、火口からおよそ2キロの範囲では噴石に警戒するとともに、火口の南西側にかけての地域では火砕流にも警戒するなど、今後の火山活動の変化に十分注意するよう呼びかけています。
京都大学の井口正人教授は「口永良部島で過去に起きた噴火の前には体に揺れを感じる地震が相次いだことがあり、今後の火山活動を注意深く監視する必要がある」と話しています。