下腹がぽっこり出ているけど腹筋をする時間や気力が無い。そんな時にお勧めなのがこの呼吸術です。
ポイント1:息を吐く時、おなかをへこませる
みぞおち(胸の中央にある窪んだ部分)を背中側をめがけてへこませます。おへそを中心に背中側にまっすぐへこませていませんか?目指すのはそこではありません。おへその裏側よりずっと上のほうです。
ポイント2:へこませる時は思い切り
かなり思い切ってへこませます。えづくような感じです。この時、おへその上の部分は固くなり下腹はかなりへこんでいます。これが、あなたのおなかの本来の姿です!
肋骨の下側が体の内部に入り込むような感覚がつかめるとさらに効果的です。今、肋骨が見えやすくなっているはずです。右手を浅いお椀の形にして、右側の肋骨の下部に沿わせてみましょう。中指がみぞおちに当たるように。左も同様です。息を吐いた時、小指や薬指が、体の内側に入るようになると良いでしょう。
ポイント3:息を吸う時も、おなかへこませたまま
腹式呼吸のことは忘れてください。せっかくへこんだおなかですが、吸った時にふくらみがちです。最初は難しいと思いますがなるべくキープしましょう。肩が上がらないように。肩を前方に出し、かつ脱力してください。また背中が丸くならないよう注意してください。ポイント3が難しいようでしたら、ポイント1と2だけでも効果があります。
おわりに
「腹筋を鍛え、コルセットのように外から内臓を支える」とは異なった考え方です。インナーマッスル・横隔膜を鍛え、それで内臓を引き上げるイメージを持つと体得しやすいでしょう。最初は立ったままで試し、次に歩く時に意識してみましょう。10分も歩けば腹筋を使った!という感覚が得られると思います。1か月続けても効果が無い時はポイントを見直してください。エレベータの待ち時間などスキマ時間に少し意識するだけで、一日中ダイエットタイムになります。他人にも気づかれません。気軽にお試しください。
(著:nanapiユーザー・らぶーん 編集:nanapi編集部)