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円安ドル高で麻生副総理・財務相「荒い動き」5月29日 4時33分
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麻生副総理兼財務大臣は28日、G7=先進7か国の財務相・中央銀行総裁会議が開かれているドイツで記者団に、このところ急激に進んでいる円安ドル高について「荒い動きがあるとみている」と述べ、為替の動きを注視していく考えを示しました。
この中で麻生副総理兼財務大臣は、28日、東京外国為替市場でおよそ12年半ぶりの円安ドル高水準となるなど、このところ円がドルに対して、急激に値下がりしていることについて、「足元の円安方向に荒い動きがあるとみている。市場の動きを今後とも注意深くみていきたい」と述べ、引き続き、為替の動きを注視していく考えを示しました。また麻生副総理は、アメリカのルー財務長官とG7の討議の前に会談し、為替レートを政策の目標にしないこと、為替の過度な変動や無秩序な動きは経済・金融の安定に悪影響を与えるといった過去のG7で合意された内容を再確認したことを明らかにしました。一方、G7の討議で、為替に関する話し合いはなかったということです。G7は29日、最終日の討議が行われ、日本時間の29日夜、閉幕します。