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二木啓孝の一服一話
ゲスト津田大介さん<下>思ったこと、言わなきゃいけないことは言い続けます

二木 津田さんはヘイトスピーチをはじめ政治的、社会的な問題で積極的に発言されています。

津田 東京で生まれ育ったので、差別はあまり身近ではなかったのですが、高校時代に部落差別問題を知り、大学のゼミでもこの問題をテーマにし、ゼミ論を書きました。

二木 家庭の影響は?

津田 父親が社青同の活動家をずっとやり、その後、社会党左派の代議士の秘書になったのです。そういう意味では政治の身近にいたのでしょうね。母親は大学の職員だったのですが、労災をめぐり大学(国)を相手に裁判を起こし最高裁までいったのです。母親は働きながら裁判に臨むわけで、結構つらかったと思います。そういう中で社会から弾かれるってどういうものかを身をもって知りましたね。

二木 そうした背景があるから、ヘイトスピーチに声を上げられたのですね。
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