仕事関係でお世話になっている方から頂いてしまいました。

オリンパスOM-1。1973年に発売されたオリンパスの一眼レフカメラ。言わずと知れた（!?）現在のデジタル一眼、OM-Dシリーズの原型となったオリンパスを代表するカメラです…　と言っても私が生まれるのはその翌年のことなので、その当時の空気などは全く知るよしもないのですけども（笑）
オリンパス オリンパスの歩み： OMシリーズ

かなり埃にまみれた状態で貰ったものですが、外観をざっと清掃していくと目立つ傷もなく、貼り革の端が浮いてしまってること以外はそこそこのコンディション？

ファインダー内にも最初はゴミが多く見られましたが、スクリーンを外してブロワで吹いたら大半のゴミは落ちました。ファインダー下側の恐らくプリズムに汚れが見られるものの、画角の端なので特に問題なさそうです。

シャッターも切れますし、セルフタイマーもしっかり動作、ダイヤル関係も特に問題はなさそうなので、露出計の電池が切れている以外、ど素人目にはメカ的な問題はなさそうです。
布幕シャッター（？）も特に腐食している様子はありません。

レンズはG.ZUIKO 55ｍｍ F1.2という単焦点の標準レンズが付いていました。レンズが薄く黄土色っぽい輝きになっているので、経年で黄変してしまったものでしょうか？
レンズには保護フィルターが付けられていたとこもあって、前玉も綺麗な状態です。

レンズもピントリング、絞りともにしっかり動作して、ファインダー越しに覗くととてもピント合わせがしやすそうです。

レンズフードのメーカー名刻印が格好いい。

当然ながら付属していた水銀電池は切れていましたが、試しに家にあったボタン電池のLR44を入れた所、サイズは全然違うのにグラつくこともなく、露出計はしっかり動作しました（笑）
この場合、本来1.3Vの所を1.5Vで動かしていることで、露出オーバー気味に表示されるらしいので、アンダーを意識して使えばこの電池のままでもいいのでしょうか？

私の生まれ年頃のカメラなので、しっかりメンテナンスしない限り使えないかな？とも思っていましたが、自宅でちょこちょこ掃除しているうちに、なんだか使えそうな感じになってきました。
せっかくなので、久々にフィルムで写真でも撮ってみようかなーなんて（おかしな沼にハマらないように…ｗ）。それにしても、こんなタイミングで普段オリンパスのOM-Dシリーズを愛用している私の元にOM-1がやってくるなんて、なにやら不思議な縁を感じてしまいます。初めて手にした中古のデジタル一眼レフ機もオリンパス（E-520）でしたしね。

最初は「これは部屋のディスプレイにいいかも」程度の気持ちだったのですが、清掃をしているうちに実際に使ってあげたくなってきましたよ。
今はネットで検索すればこの当時のカメラの情報もかなり手に入りますし、早速当時の取り扱い説明書もPDFで入手することができました。うーん、ネット凄い。