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不明のタジキスタン司令官 ISに加入5月29日 8時14分
中央アジア・タジキスタンの治安部隊の司令官がシリアへ渡って過激派組織IS=イスラミックステートに加わっていたことが明らかになり、タジキスタンの最高検察庁が捜査に乗り出すなど衝撃が広がっています。
ロシアの通信社によりますと、先月から行方が分からなくなっていたタジキスタン内務省の治安部隊の司令官ハリモフ氏が、28日までにビデオメッセージを通じて仲間数人とともにシリアに渡ってIS=イスラミックステートに加わったことを明らかにしました。
この中でハリモフ氏は、タジキスタン政府がモスクでの祈りを制限するなどイスラム教徒を弾圧していると非難し、「ISのためなら命をささげる用意がある」と述べたとしています。
ハリモフ氏は3年前に治安部隊の司令官となり、これまでに数回表彰されたほか、ロシアとアメリカでも治安当局どうしの協力の枠組みで訓練を受けた経験があるということです。
タジキスタン最高検察庁では特別チームを作って捜査に乗り出し、ビデオメッセージの情報が確認されればハリモフ氏を訴追する方針です。
タジキスタンをはじめ中央アジアからは数百人がISに加わっているとされており、政権を支える治安部隊の幹部がISに転向したことに衝撃が広がっています。
この中でハリモフ氏は、タジキスタン政府がモスクでの祈りを制限するなどイスラム教徒を弾圧していると非難し、「ISのためなら命をささげる用意がある」と述べたとしています。
ハリモフ氏は3年前に治安部隊の司令官となり、これまでに数回表彰されたほか、ロシアとアメリカでも治安当局どうしの協力の枠組みで訓練を受けた経験があるということです。
タジキスタン最高検察庁では特別チームを作って捜査に乗り出し、ビデオメッセージの情報が確認されればハリモフ氏を訴追する方針です。
タジキスタンをはじめ中央アジアからは数百人がISに加わっているとされており、政権を支える治安部隊の幹部がISに転向したことに衝撃が広がっています。