電車内で朝ごはん。
いつも食べ始めてから気づくんです――あ、写真忘れてた!
デパ地下で買うおいしいおにぎりです。
結構乗ってる電車内。
ボックスシートはハイカーがかなり占めてます。
休日だからっていうのもあるけれど、平日もリタイヤ世代やミセスたちがいます。
駅からしばらく車道歩き。
この日は初の吾野駅(あがの)下車。
秩父に行っている間、ただ素通りしていた駅です。
山道を登るのって、心臓がどきどきします。
30分くらいすると慣れてきます。
顔振峠というところに向かっています。
まもなく着くという頃、あまり綺麗な景色で、足が止まりました。
風影(ふかげ)地区という山上集落だそうです。
(山上集落という単語は、ハイキングマップの受け売りです。)
冬は眺望くっきりです。
左側は転げ落ちそうで、足元を見ていなくてはいけないのに、ついつい眺めてしまうので、いっそ止まってしまいましょう。
ずっとずっと遠くの山並みまで見える――
光に照らされて、陰影がはっきりと見えます。
顔振峠に着きました。
あまりに美しい景色に、義経が振り返り振り返り行った説と、
あまりにきつい登りに、弁慶が頭を振り振り行った説と、2つの説があるそうです。
実は10〜15分ほど登ったところに見晴らし台があるということを知らず、
そのまま先に進んでしまいました。
真横に見えて、見逃しかけた道標。
諏訪神社に向かいます。
諏訪神社はふかふかの雪に覆われていました。
雪が降ったのは2、3日前で、少なくとも自分の生活圏ではたいした量ではありませんでした。
でもこんなに残ってる――
歩けないほどの積雪でもなく、滑るほど凍結していなかったので、大丈夫でした。
雪が残っている景色は美しいと思いました。
途中、越上山(おがみやま)という山の山頂に行く道があります。
ほんの15分ほどの寄り道で着きます。(往復したら30分?)
でもその15分がかなりきつかった!
途中、道を塞ぐような岩場で、へっぴり腰のあまりカメラを落としました。
撮れないことはないけれど、レンズを保護しているシャッター部分が壊れてしまらなくなりました。
ショック・・・・・・修理するか迷ったけれど、新しいのを買いました。
山頂への途中に見晴らしのいいところがありました。
山頂のほうは木々に囲まれているので、展望はありません。
向こう側に道が通じているわけではなく、来た道を戻ります。
下から登ったらそれなりに高い山なのでしょうけれど、尾根を歩いているときにちょっとの寄り道で着きます。

さっきの見晴らしのよかったところでお弁当。
越上山に来る人は少なくないので、邪魔になりますから急いで食べます。
元のコースに戻って進んでいくと、鉄塔の下を通る道に出ました。
古い道標と新しい道標。
わたしは古いほうが好きです。何kmとか、何分とか、目安が書いてあるからです。
ここは凍っていて滑りやすかったし、細い道ですぐ横は急な斜面。
怖かったです。でも通らないと先に行けないし――
根っこの道。
急で大変でした。
鬱蒼とした杉林を抜けて――
ユガテに着きました。
ここも集落です。昔は「湯が手」「湯が天」と書いたという説もあります。
ここもまた「山上集落」ということです。現在は2軒の家が。
春には花がたくさん咲いて綺麗だそうで、ハイカーに大人気です。
みなさんネットで褒め称えていました。
冬だから花はないよね、と思ったけれど、黄色い実が鮮やかでした。
それに蝋梅が綺麗だったので、ユガテに下りていく前にひと休み。
ユガテです。
ここだけ開けていて、畑があり、人家があります。
そしてハイカーのためにトイレと休憩広場があり、この日も休んでいる人がいました。
しばらく休んでユガテをあとにしました。
振り返って写真を撮ります。
ここまで来たらもう駅まですぐかと思いきや、まだまだ山道を下りました。
その後車道も歩いて――
福徳寺を通り過ぎます。
この建物が文化財です。
そこからまだまだ歩いて、東吾野駅に到着しました。
予想していなかった雪の残った景色が気持ちよく、山の眺めもよくて、いい日でした。
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