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ミャンマー少数民族漂流 きょう国際会議
5月29日 6時01分

ミャンマー少数民族漂流 きょう国際会議
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ミャンマーの少数民族、ロヒンギャの人たちなどを乗せた船が周辺国の沖合で漂流している問題について、29日、タイのバンコクで国際会議が開かれ、密航をあっせんする人身売買組織の摘発に向けた各国の協力などが議論されます。
ミャンマーで抑圧されているロヒンギャの人たちが、国外に逃れようとして人身売買の被害に遭う実態が今月に入って相次いで明らかになっています。
タイとマレーシアの国境地帯の山中では、合わせて170人余りの遺体が確認されたほか、インドネシアやマレーシアなど周辺国に相次いで船が漂着していて、今も2500人以上が洋上に漂流しているとみられています。
この問題で、タイの首都バンコクでは29日、日本を含む17か国が参加して国際会議が開かれる予定で、国境を越えた人身売買の組織を摘発するために、情報の共有や捜査機関どうしの協力について話し合われることになっています。
また、インドネシアとマレーシアが、漂着した人の一時的な受け入れ施設の設置を表明していることを受けて、その後の再定住や帰還に向けた支援策についても話し合われるとみられます。
一方、会議にはミャンマーも参加しますが、ロヒンギャの人たちを自国民とは認めていないうえ、今回の事態についてもほとんどの人はミャンマーから船に乗ったわけではないと主張していて、各国がミャンマーに問題の根本的な解決を促すことができるのか注目されます。

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