最終更新日2010年4月1日

 平成15年10月18日に起きた須賀川市立第一中学校柔道部女子生徒の事故については、学校管理下での事故であり、安全で安心な環境であるべき学校での事故であることを重く受けとめております。
 また、事故に遭われた生徒の一日も早いご快復を願っており、生徒の保護者に対しては、心からお詫び申し上げます。
 このたび、当時の柔道部の生徒や事故当日練習に参加した生徒及び対応した教職員等を対象に「再検証」を行いましたが、当時の生徒がそれぞれの学校に進学しており、なかなか聞き取りをすることができなかったこと、生徒や保護者の都合に配慮したこと、さらには、聞き取り内容をまとめ、正確性を期するため、それらの内容を生徒や保護者に対して確認作業を行ったことから、予想以上に時間がかかったため、報告書として発表することが遅くなり、誠に申し訳ないと思っております。
 今回の検証は、平成15年10月18日に発生した事故に関して、学校が作成し、須賀川市教育委員会に対して提出した事故報告書と事故に遭った生徒の保護者の主張とに隔たりが生じていることから、事実の究明を行い、再発防止に資するため、再度検証を行ったところであります。
 事故後、3年が経過し、一部においては、生徒等からの聞き取り内容も様々な内容となっており、事実関係が明確にならなかった部分については、聞取り内容をそのまま記述しております。再検証報告書の作成においては、教育委員会としては聞取り内容に基づき、客観的に検証したつもりであります。
 今回の調査報告書は、事故に関しての事実究明のほか、事故報告書のあり方、学校・教育委員会の責任及び今後の再発防止策についても取りまとめたところであります。
 今後、こうした痛ましい事故が再び起こらないよう学校管理下の事故防止策に真剣に取り組んで参りますとともに、事故に遭った生徒及び生徒の保護者に対して誠心誠意対応して参りたいと考えております。

  平成19年3月30日
                          
                    須賀川市教育委員会