OSCE・アジア会議 来月1~2日にソウルで開催

【ソウル聯合ニュース】域内における多国間安保協力の取り組みとして評価されている欧州安保協力機構(OSCE)の経験を、アジアと共有する国際会議がソウルで開催される。

 韓国外交部は27日、OSCEと共同で来月1~2日にソウルで「2015 OSCE・アジア会議」を開催すると明らかにした。

 会議はOSCEと韓国、日本、タイなどのパートナー国が主要安保問題や協力策を議論することを目的として、各国が毎年持ち回りで開催している。

 今回の会議では「変化するグローバル安保環境とアジアの多国間安保協力ビジョン」をテーマに、▼高まるリスクと欧州・アジア安保に対する姿勢▼協力分野:サイバー安保および災害管理▼アジア安保協力のビジョン:経験共有および新たな協力分野――の三つのセッションで行われる。

 OSCE事務総長やスイスのブルカルテル外相、来年の開催国であるタイのタナサック副首相兼外相ら約100人の各国政府関係者や専門家が参加する。

 韓国政府が推進する北東アジア平和協力構想(アジア諸国の信頼醸成を通じた協力メカニズム)を取り上げる特別セッションも会議初日に行われる。

 OSCEは欧州諸国や米国、英国、カナダ、モンゴルなど57カ国が加盟する安保協力機構。最近ではウクライナでの休戦監視に取り組んだ。

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