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北越紀州製紙 子会社元幹部が24億円余着服
5月29日 1時19分

大手製紙会社の「北越紀州製紙」は、子会社の元幹部が15年間にわたり総額24億円余りを着服していたとして、懲戒解雇にしたことなどを発表しました。
発表によりますと、北越紀州製紙の子会社「北越トレイディング」の総務部長だった50代の元男性社員が、会社名義の小切手を無断で振り出し、現金に換える手口で着服を繰り返していたということです。
この元男性社員は、子会社の経理業務全般を1人で担い、今月6日に発覚するまで15年間にわたり着服された総額はおよそ24億7600万円に上るということです。
会社側の調べに対し元男性社員は「ギャンブルや株取り引き、遊興費に使った」と話し、着服したことを認めているということです。
会社では、元男性社員を28日付けで懲戒解雇とし、近く刑事告訴するとともに、子会社の社長が責任を取って、来月の株主総会で辞任する予定です。
また、この問題のため北越紀州製紙は、ことし3月期のグループ全体の決算で、最終的な利益がおよそ2億6800万円減少する見通しで、社外取締役を除くすべての取締役が月額報酬の10%から20%を2か月間、自主的に返上するとしています。
北越紀州製紙は「深く反省するとともに、再発防止と信頼回復に向けて実効性のある再発防止策を即時に徹底してまいります」とコメントしています。

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