ACL:柏入りした水原選手ら、慣れない地震にオロオロ

 サッカー・アジア・チャンピオンズ・リーグ(ACL)の決勝トーナメント1回戦・第2戦の試合を行うため、日本に滞在中の水原サムスン一行が、強い揺れを伴う大きな地震に見舞われた。

 水原サムスンが26日(韓国時間)に明らかにしたところによると、25日午後に発生した埼玉県北部を震源とする最大震度5.5の強い地震の影響で、選手たちが滞在していた千葉県柏市も大きな揺れがあった。

 宿泊施設全体が大きく揺れたため、客室にいた徐正源(ソ・ジョンウォン)監督(45)など選手たちは廊下に飛び出し、1階のロビーに避難した。

 徐監督は「宿泊施設の建物全体がドーンと揺れたように感じた。選手たちの安全が何よりも気になった」と胸をなでおろし、ブラジル人FWのレオ(26)は「明日試合できるのか」と心配そうな表情だった。

 一方、日本で生活した経験のある選手たちは、比較的落ち着いていた。

 日本で生まれ育った鄭大世(チョン・デセ)=31=は「普通によくある地震だ。みんなびっくりするだろうと思ったが、予想通りみんな廊下でオロオロしていた」と笑った。

 余震はなく、幸い被害も出なかったため、今回は選手たちにとって大きな経験になったようだ。

 水原サムスンはこの日夜7時、チャンピオンズリーグの決勝トーナメント1回戦の第2戦、柏レイソルとの試合に臨む。

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