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サーベラス 西武HD株の売却始める
5月28日 22時06分

西武鉄道を傘下に持つ「西武ホールディングス」の株式を保有しているアメリカの投資ファンド、「サーベラス」が保有する株式の売却を始めていたことが28日、関東財務局に提出された報告書で明らかになりました。
サーベラスが28日、関東財務局に提出した株式の大量保有の変更報告書によりますと、サーベラスが保有する西武ホールディングスの株式のうち、発行済み株式総数の10%近くに当たる株式を売却していたことが明らかになりました。これにより、サーベラスが保有する西武ホールディングスの株式の比率は、35.45%から25.59%に下がりました。
西武ホールディングスの前身、「西武鉄道」は、有価証券報告書にうその記載をしたとして、11年前にいったん上場廃止となり、サーベラスが西武に出資し、経営再建が進められました。両社は、経営改善策を巡って、たびたび対立してきましたが、株式の再上場を目指すことで合意し、去年4月、「西武ホールディングス」が東京証券取引所に株式を上場していました。上場後もサーベラスは、株式の35%余りを保有する筆頭株主だったため、その動向が注目されていました。
日本の拠点となっている「サーベラス・ジャパン」は株式の売却の理由などについて明らかにしていませんが、今回の売却に先立って、日本人の社長が退任するなど、人員を大幅に縮小しています。

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