一方で、岡田氏は「いろいろな問題点を明らかにした」と手応えも強調した。法案の賛否も「疑問点をまず徹底的に明らかにする段階だ」と言及を避けた。

　民主党内では、１０本の法案を一括して出した政府を問題視し、「全部反対だ」（安住淳国対委員長代理）といった反対色が強い。党は２０日から「安倍政権の暴走をただすキャンペーン」も展開している。この日の質問で「首相こそレッテル貼りだ」と激しく応酬した長妻昭代表代行とは対照的な岡田氏には、「細かすぎる『岡田ワールド』に入り込み過ぎた」（党中堅）と冷ややかな声も出た。