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維新・松野氏、ちぐはぐ質問 「自分の国守ること置き去りだった」と言いながら「なぜ急ぐ」と首相追及

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維新・松野氏、ちぐはぐ質問 「自分の国守ること置き去りだった」と言いながら「なぜ急ぐ」と首相追及

 維新の党の松野頼久代表が27日の衆院平和安全法制特別委員会で同党のトップバッターで質問に立った。

 松野氏は冒頭、父・頼三氏が吉田茂元首相の秘書官だったエピソードを紹介。吉田氏の言葉として「(終戦直後は)貧乏な状態だから仕方ないが、松野君の時代に必ず自分の国は自分の手で守れる国をつくりなさい」と頼三氏に聞いたことを挙げ、「戦後70年、ある意味自分の国を自分の手で守ることを少し置き去りにしてきている」と述べた。

 安倍晋三首相に理解を示すかとみられた松野氏だったが、その後は「今なぜ法整備の必要があるのか」「何か危機が迫っているのか。なぜ急ぐのか」と首相を追及し、冒頭の発言と矛盾するような質問を連発。記者団には「全くかみ合わなかった」として安全保障関連法案への反対を示唆し、「完全野党」を鮮明にした形となった。

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