富野由悠季監督とその作品をひたすら語るブログ

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■富野が監督を務めるはずだった幻の小松左京原作アニメ映画企画『果しなき流れの果に』についてのまとめ

『果しなき流れの果に』創作メモが、ＮＨＫ『宇宙人ピピ』の台本裏から半世紀を経て発見！ http://t.co/tYIfbLA6aj >2000年に、富野由悠季監督によるアニメ化も企画されましたが、実現には至りませんでした #tomino

— シャア専用ブログ (@Char_Tweet) 2015, 5月 25

・「小松左京さんのある作品を、富野さんがアニメ化するかもしれない」（関係者筋）
・「富野監督とは、この『キングゲイナー』の前に別の映画作品を企画していたのですが、それなりに作業が進んだところで立ち消えになってしまったので」（関係者）

【2000年】
■「富野監督が小松左京さんの作品をアニメ化する構想を公表」（2000年5月3日/関係者筋）
■「富野監督と組んで『果しなき流れの果てに』をアニメ映画化します」
　（2000年9月29日/第一回小松左京賞・角川春樹事務所創立４周年記念パーティ/角川春樹）

　５月３日～４日はSFセミナーに行ってきました。（中略）最初の講演は大森望による角川春樹インタビュー。日本ＳＦの黎明期に立ち会い、最初のＳＦブーム、次にはファンタジー、次はホラーのブームを作った。今度はまたＳＦのブームが来るのだ。（中略）富野に小松作品をアニメ化させるのだとか。

●Q５：「果しなき」のアニメ化企画があると聞いたのですが。
●笹本：関係者に絶対脚本やらせてほしいと言ったことがある。
●乙部：角川春樹さんが塀の中に入る前、富野監督で作る話があった。

20世紀末には角川書店社長だった角川春樹によりアニメ化の企画が進められ、監督に富野由悠季、美術設定に弐瓶勉が予定されていた

監督の次回作を狙ってたとき、キング・ゲイナーの前にコレをやるのを想定して沢山スケッチ描いてた。 https://t.co/5JN7ImpbBU

— 吉田健一 (@gallo44_yoshida) 2015, 5月 26

　また2000年に、ＳＦセミナーに出席した角川春樹は、「今、準備を進めている企画があって」と「南極を舞台にした話で、小松左京に原作を書いてもらい、富野由悠季に監督でアニメを作る。小説、コミック、ゲームとマルチメディア展開するんだ」と語った。結局、角川社長はすぐ後に４年にわたり、表舞台から姿を消し、企画は幻に終わったが、私を含むＳＦセミナー参加者は「おおっ！」と期待したものだった。
　もし幻のアニメ企画が実現していたら、当時の話題作になっただろう。何より、小松左京には、本世紀に入ってから、もう一仕事でヤングアダルト向けにＳＦ啓蒙の作品を描いてもらいたかった。

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