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東京株、27年ぶりの10連騰 終値78円高で15年ぶり高値また更新
28日の東京株式市場は続伸し、日経平均株価の終値は前日比78円88銭高の2万0551円46銭。値上がりは10営業日連続となり、これは1988年2月以来、27年ぶりのこと。終値としては平成12(2000)年4月12日(2万0833円21銭)以来、15年1カ月ぶり高値をまた更新した。
前日の欧米株上昇や円安ドル高の加速により、寄り付きから終日堅調。午後に一時上げ幅が1円未満となる場面があったが、すぐ持ち直した。100円超の上昇。この日の高値は182円高の2万0655円と大幅に上げた。ザラ場でも2000年4月以来の高値水準をこの日も更新した。
終値ベースで年初来高値を連日で更新しており、IT(情報技術)バブル期の高値である12年4月12日の終値(2万0833円12銭)超えが視野に入ってきた。
東証株価指数(TOPIX)の終値は、前日比11.43ポイント高の1672.76。
東証1部上場企業全体の時価総額は取引時間中に一時600兆円を超えた。終値の時価総額は599兆3274億円。東証1部銘柄の騰落は、値上がり907、値下がり842と拮抗したが、東京電力、3メガバンク、トヨタ自動車など売買代金上位の銘柄はそろって値を上げた。