シネマトゥデイ

シネマトゥデイ

元自衛官俳優・今井雅之が被災地でヘドロかき出し 「国会議員全員がやるべき」と苦言も(2/2)

 今井自ら100人以上に取材して作り上げた「THE WINDS OF GOD ~零のかなたへ~」。売れないコンビ芸人が、タイムスリップして神風特攻隊の隊員と入れ替わるというファンタジックな設定で、「生きる喜び」を描いた作品だ。今井は過酷な状況下にある被災地の方について「これだけの震災に見舞われても譲り合う気持ち、規律を守る姿勢を見て、日本人は何て素晴らしい民族なんだろうと本当に思った」と胸中を明かし、自身が舞台で描くテーマと重ね合わせて「自分のやってきたことは間違いではなかった」と熱く語る。23年前に初演してから、さまざまな批判も受けてきたが、「一番訴えたいのは、電気もつくし、おなかがすいても食べ物に困らない現代の平和に感謝すること。本当にありがたいと思って生きていかなくてはいけない」と力を込めて今井は訴える。「自粛」と「萎縮」は違うとし、落ち込んでいるときほど明るいニュースが東北を活気づけると今井は信じている。「まだまだ困っている方がたくさんいます。特攻隊で家族を失った方もそうですが、今回の震災で家族を失った方の気持ちを100パーセント理解できるわけではないけれど、『生きる喜び』『生かされている喜び』を感じてもらえると思う」と最後は役者だからこそできる支援「心のケア」へ思いを膨らませた。(編集部・小松芙未)

舞台「THE WINDS OF GOD ~零のかなたへ~」2011 JAPAN TOURは11月5日から12月11日まで仙台を含む9か所、17公演を予定。詳細はオフィシャルサイトで確認できる。


【関連情報】
キーワード

ブログなどをご利用の方は以下のURLをトラックバックURLとして指定してください。

  • そろそろボランティア(無償)をやめないか from 一月三舟 (2011年5月30日 3時8分)
    東日本大震災という国難に、ボランティア活動に関っている方々お疲れ様です。  特に、仕事や売名でない無償の尊い行動は胸をうちます。  世のため、人のための行動は『桶の中の水』のように、その善... ...[外部サイトの続きを読む]
[PR]
おすすめ特集
映画アクセスランキング
  • Loading...
»もっとランキングを見る«
楽天市場
スポンサード リンク