自民党:細田氏「首相はブレーキ踏むことも考えて」

毎日新聞 2015年05月28日 21時48分

 自民党の細田博之幹事長代行は28日、東京都内で開かれた自身の国会議員在職25年を祝う会合であいさつし、安倍晋三首相について「どんどん我が道を行っている」と分析し、「信念やリーダーシップを持って国民を引っ張るのも大事だが、アクセルやブレーキも多少は踏むことも考えなければいけない」と語った。集団的自衛権の行使容認を可能とする安全保障関連法案の審議姿勢を念頭に、くぎを刺した形だ。一方で法案自体については「首相をはじめ、平和を壊すようなことはみじんも考えていないので、安心してほしい」とも語った。

 細田氏は首相の出身派閥の会長を務めており、首相も「(2012年の)総裁選を勝ち抜く上でも大変な尽力をいただいた。さらに元気でご活躍いただきたい」とねぎらった。【中島和哉】

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