安保関連法案:審議入りの国会前で市民数百人が抗議活動

毎日新聞 2015年05月26日 20時25分(最終更新 05月26日 20時37分)

安全保障関連法案に反対して国会近くに集まる人たち=東京都千代田区で2015年5月26日午後0時32分、山本晋撮影
安全保障関連法案に反対して国会近くに集まる人たち=東京都千代田区で2015年5月26日午後0時32分、山本晋撮影

 安全保障関連法案が衆院で審議入りしたことを受け、市民ら数百人が26日、東京・永田町の国会前で抗議活動を行った。市民らは「戦争法案の審議入り反対」「今すぐ廃案」などと書いたのぼりやプラカードを手に、約1時間シュプレヒコールを繰り返した。

 東京都東大和市の事務職、五十嵐建一さん(37)は、安保法制で自衛官のリスク増大はないとした中谷元防衛相を批判。「日米同盟の抑止力を高めるということは、他国を威嚇すること。危険が高まらないわけはない。日本が危険な方向へと進んでいく」と危機感をあらわにした。60代の女性も「日本が戦争する国になるか歴史的な転換を迎えている。父母の戦争体験を繰り返してはいけない」と訴えた。抗議集会は市民団体などで作る「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」が呼び掛けた。【三股智子】

最新写真特集