日本動物園水族館協会(東京)の通常総会が28日、姫路市で始まった。協会は和歌山県太地町の追い込み漁で捕獲したイルカの入手中止を会員施設による投票で決めたばかりで、出席者によると、あらためて経緯を説明した。2日間の日程。
主催する姫路市立動物園などによると、総会は毎年開催。会員のうち約120施設の園長や館長が出席し、事務局が事業報告や予算案の説明をする。会議は非公開。
総裁を務める秋篠宮さまも出席される。
協会は世界動物園水族館協会から、太地町のイルカ入手を中止するか、世界協会から脱退するかを迫る通告を受け、会員投票を実施。20日に結果を発表し、世界協会残留を決めた。イルカ繁殖のための十分な設備がなく太地町に頼らざるを得ないとして、日本協会を脱退する可能性を検討する施設も出ている。