東邦ガス環境写真展
2015年6月17日〜23日
ラシック
社会県境でクマ放し、連絡せず 滋賀側で被害か、三重県が謝罪三重県は27日、同県いなべ市で17日に捕獲したツキノワグマを滋賀県との県境付近で放したことを、滋賀県側に伝えていなかったと発表した。放した地点から約6キロ離れた滋賀県多賀町樋田で27日早朝、女性(88)がクマに襲われて重傷を負った。女性を襲ったクマと放したツキノワグマが同一かは不明だが、三重県は多賀町に謝罪した。 三重県獣害対策課によると、クマはいなべ市北勢町二之瀬の山中で17日、イノシシ捕獲用のおりにかかっているのが見つかった。雄の成獣で体長1・4メートル、体重80〜100キロ。 三重県は、ツキノワグマを絶滅の恐れから保護すべき動物と条例で定めている。このため県職員がマニュアルに沿って麻酔で眠らせ、西へ約12キロ離れた多賀町内の林道奥にクマを放したが、滋賀県と多賀町に連絡をしなかった。 三重県は27日、滋賀県庁から女性がクマに襲われたとの連絡を受け、担当者が多賀町を訪ね、久保久良町長らに情報提供を怠ったことを謝罪した。多賀町では2004年以来、クマの目撃情報はなく、厳重抗議を受けたという。 女性は県道沿いの地蔵を参拝中、後ろから突然クマに襲われた。三重県はクマに発信機を取り付けたが、放した後は発信機の電波を捕捉できていないという。 三重県獣害対策課の宇田孝彦課長は「従来のマニュアルには放獣時の近隣自治体への情報提供を盛り込んでおらず、十分ではなかった。今回の事例を受けてマニュアルを見直したい」と述べた。 (中日新聞) PR情報
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