- サブカル 54 view
【高齢者】仁義も忘れる!徘徊!脱糞!ホントに悲しき痴呆ヒットマン』〜第2回〜
前編はこちら
【高齢者】仁義も忘れる!徘徊!脱糞!ホントに悲しき痴呆ヒットマン』〜第1回〜
その頃、オレの耳に入ってきたのは組長室での密談。オヤジとカシラが話している。
「なんかあったら、まずは良治に走ってもらう」
「ええ。若いの出すと根性は入ってないし、それに後が大変ですから…。組の将来もありますしね…」
彼は役に立たない自分を拾ってくれた組のために、不測の事態があった場合、走ることを約束させられていたのだ。義理人情に物言わせて、オヤジたちは良次さんを捨て駒に使おうと思っている。
組はオレを良次さんの世話がかりにつけた。何を考えているか、まったく読めない良次さんは、ただオレにメシと酒を勧め、ビールを飲んでいるだけ。時々、みかじめ料の徴収と債権回収の仕事をし、半年が経った。
【代紋を捨てた男予告編】
オヤジにむかって、「お父さん!」
この頃ちょうど、枝の企業舎弟が他の組が運営している不動産会社と建物の売買でマチガイ(揉め事)勃発。良次さんの出番になった。しかし、近くにいたオレは彼の言動と行動に疑問を感じはじめていた。
たとえば、メシを食いに行っても同じものを何回も注文したり、金を払わずに店を出たり、オレのことを思い出せずにいたり、ジュースの缶を開けられなかったり。どうもおかしい…。彼が普通ではない、とオレが悟った決定打は2人で組が故意にしてるソープへ行ったときだ。
プレイ中に、ドアをノックする音。なんや、なんや?!
「竹田さん! ちょっと困ったことになったんですよ!」
血相を変えたボーイが飛び込んでくる。
「どないしたんや! 騒々しい!」
「いやぁ…あのぅ…お連れの方が、プレイ中に湯船でウンコしたですよ…」
【毎日がアルツハイマー予告編】
は、はぁっ!? こりゃアカン! オレは急いで良次さんを連れ帰った。しかし、帰って早々、待ち構えていたオヤジが引導を渡してくる。
「良治ちゃん頼むでぇ! 相手は不動産やってる、フロントの奴や! 1週間後な!」
「は、はぁ…」
黒檀のテーブルの上には、鈍く光るリボルバー。これ、渡しても大丈夫なのか!! その晩から、
さらに良次さんの様子に変化が出はじめた。
「カシラ、良次さんがいません!」
「何ィ!? ドタンバなってブルったんちゃうやろなぁ!!」
≫≫“親分にむかって「お父さん!」”へ続く
取材・文/神崎スキャット
レポート/竹田博隆 38才 某広域暴力団幹部
動画検索/坂田ゆみ
続編はこちら
【高齢者】仁義も忘れる!徘徊!脱糞!ホントに悲しき痴呆ヒットマン』〜第3回〜
(2015年5月29日朝公開)